日産も産業医としての医師の求人を行っている企業の一つです。
ここでは日産の障害者雇用に対する姿勢から、医師のニーズや役割について見てみたいと思います。
日産は日本を代表する自動車メーカーのひとつです。
継続的な販売不振から、1999年にフランス自動車メーカーのルノーと資本契約を結び、傘下に入ってカルロス・ゴーン社長が指揮をとって、見事に企業再生に成功したのも記憶に新しいのではないでしょうか。
事業内容としては、「NISSAN」と「INFINITI」の自動車事業とフォークリフト事業、マリーン事業を展開しています。
「NISSAN」は、ブルーバード、ローレル、スカイライン、シルビア、サニーなどの、かつて人気があった自動車をフルモデルチェンジして売り出しに失敗してしまい、販売不振に陥ってしまった次期がありました。
これは、デザイン面や商品面での評価が低かったことから、売り上げを伸ばすことが出来ず、バブル崩壊の時期に合わせて高級車部門も販売減少になってしまったことで、ゴーン社長による革新的な変化を遂げました。
最先端の商品開発と技術により、ティアナやウィングロード、ノートやエルグランドなどのヒット商品により売り上げを伸ばしたことが成功の鍵だったのでしょう。
また、「INFINITI」は、高級車ブランドとして立ち上げされて、日本以外にもアメリカ・カナダ・アジア各国・ロシアなどに展開されています。
さらに、この二つのブランドの自動車の商品開発や技術革新をする他に、自動車技術を生かしてプレジャーボートの開発・販売などを手がけています。
そして、フォークリフト事業では性能の進化から、日本、アメリカ、スペイン、スウェーデンに生産拠点を持って、85カ国で販売するほどグローバルな成長を遂げています。
障害者雇用についての取り組みも積極的に行っています。
障害の程度に関係なく、チャレンジ精神がある人、世界を相手に活躍してみたい人を求めていますので、障害の内容を気にしなくてもよい企業となっています。
勤務地に応じて、必要な配慮は全面的サポートをしてくれますし、雇用実績は上肢・下肢障害、体幹障害、視覚障害、聴覚障害、平衡障害、心臓障害、腎臓障害、呼吸器障害など様々な障害を持った方が5年以上継続して勤務されていますから、長く続けられる環境が整っているといえるでしょう。
車椅子用のエレベーターやトイレ、手すりやスロープ、通院や配属先の相談、障害に合わせたソフトウェアなどの機器導入まで行っていますので、かなり障害者雇用に力を入れている企業であるといえます。
今後、障碍者の雇用というもの考えて、教育や医療を充実させていくのではないでしょうか。
このように、日産では積極的な障害者の雇用が行われています。
そのため、医師をはじめとした医療スタッフの需要も高まると予想されます。
日産をはじめとした自動車メーカーでは、従業員に対する直接のケアのみならず、医師としての立場から工業等の環境や手順を見直す等の業務も行っているそうです。
こうした環境で医師として力を発揮したいとお考えなら、企業情報に強い医師求人サイト等をチェックしておきましょう。