医師の求人と重度障害者雇用モデル企業

企業の中で医師として働きたいとお考えのみなさんは、企業で働く従業員の方の雇用についてどのくらいご存知でしょうか。

医師が関わるのは長時間労働等で不調を訴える、あるいはその危険性のある従業員等が主ですが、近年進む障害者雇用の取り組みもあり、障がいを持った方との関わりも増えていくと予想されます。

今回は、「重度障害者雇用モデル企業」についてご紹介致します。

重度障害者雇用モデル企業とは、いったいどんなものなのでしょうか?

重度障害者が十分に自分の能力を発揮できるように、「第三セクター方式の重度障害者雇用モデル企業」の育成事業を、民間が入ることで経営を維持させながら行っていくもので、障害者
の雇用機会を拡大させつつ、特例子会社制度の普及啓発をすすめています。

東京都ビジネスサービス株式会社、東京グリーンシステムズ株式会社、東京都プリプレス・トッパン株式会社がモデル企業として「TOKYOはたらくネット」にも掲載されています。

東京都ビジネスサービス株式会社は、東京都と株式会社システナの第三セクター企業です。
障害者の為の安定した雇用の為に、様々な形態の仕事を行っています。
データエントリー、大量出力、データベース顧客管理、メール発送代行、事務局代行、電子スキャン、インターネットコンテンツ開発、マーケティング・調査・分析・人材サービスなどの事業に着手しています。

本人の適性と能力を判断してから、一般事務や電話対応・事務局代行などの業務内容を決めていきますので、本人に合った仕事が無理せず出来ることは、どんな障害を持っている人でも働く可能性が出てくる理想的な会社と言えそうです。

東京グリーンシステムズ株式会社は、清掃サービス、庭園管理サービス、アグリサービス、オフィスサービス、ショップサービス、レストランサービス、ギフトサービスなどの事業を展開しています。

人と触れ合うお仕事から庭園や畑の管理などのお仕事まで、非常に幅広いジャンルを扱っています。
特に農業に関しての作業は様々ですので、障害内容に合わせて仕事を選んでいけるのではないでしょうか。

また、自分たちで作った野菜を売ることで、「自ら稼ぐ」意思を持って自立した社会人としての感動を肌で感じることができると言うのも、この企業の魅力のひとつと言えるでしょう。

こちらのモデル企業たちを参考にして、他の企業ももっと障害者雇用はもちろん、医療や教育といった面に対して、投資など積極的に行って欲しいと思います。